今年度から新学習指導要領がスタートしました。その中で大きく注目されている一つが「プログラミング教育」です。ITが急速に進化し、社会生活のあり方が変容してきて、「プログラミング教育」の必要性が出てきたのです。今まであまりなじみのない領域で、どのような学習なのかが見えづらいところもあります。
プログラミングとは?簡単に言うと、「コンピュータにさせる処理を、順番に書き出す」ことです。すでに生活の中にプログラムされたものはたくさんあります。例えば、信号機。青→黄→赤と色が一定時間になると自動で切り替わります。これは、時間が経つと、次の色に変わるような指令が仕組まれているからです。そう考えると、水泳でいきなりクロールを泳ぎなさいとは言わないですよね。ふし浮き→バタ足→うでをかく→息継ぎと順に指導します。今までの教育にも「プログラミング」の考え方はたくさんあります。
「プログラミング教育」のねらいは、「プログラミング的思考」を身に付けることです。パソコンを上手に扱えることではなく、物事のしくみを理解し、順序立てて考えていくことができるようになることが大切です。