11月15日。この日味舌小は、公開授業研究会を実施しました。
本校は、「つながりました 広がりました 深まりました ~自己選択・自己決定の場を通して、共感できる場面を増やす~」を研究テーマとして、学びの中で子どもたちが自分の考えを持ち、主体的に活動する力を身につけられるような授業づくりを研究しています。
この日は、3年生3クラスが公開研究授業を実施しました。
3年生は、総合的な学習の時間に鳥飼ナスを育てるなかで、栽培農家が減っていることを知りました。農家の現状・願いや困っていることを知り、伝統野菜である鳥飼ナスを絶やさないために、自分たちにできることを考え、発信することがねらいです。
「鳥飼ナスを商品化してはどうか」と考えた3年生は、場所ごとにどのような商品が喜ばれるのか考えました。
商品を考えるポイントは、①その場に来る人に合っているか、②買いたくなるか、食べたくなるか、の2点です。各グループで活発な議論が行われました。
発表では、相手意識を持った提案が多く、子ども達からも「へえ~」「なるほど」などのつぶやきがありました。参観に来てくださった他校の先生方もうなづいておられました。
次時の展開も楽しみです!
研究授業後の協議会では、「児童が主体的に活動することができていたか」「共感できる場面や仕掛けがあったか」について話し合いました。
一中校区の先生方が多く参加くださり、話し合いはとても盛り上がりました。
その後、関西大学教授の岩﨑保之先生より、ご講評と「つながり 広がり 深まる学びをどう創るか」のテーマでご講義をいただきました。
ご講義のなかでは、探究学習や自己調整学習のポイントについても説明いただき、私たちが今後研究をすすめていくうえで大変参考になりました。
学びの主役は子どもたちです。私たち教員が学び続けることが、子どもの充実した学びにつながります。今後もがんばります。