5年生は、国語の時間に「どちらを選びますか」という話し合い活動に取り組んでいます。
立場をはっきりさせて、議題について話し合うことがねらいです。
これまで、いくつか議題を立てて話し合ってきました。
この日の議題は…『行くなら過去?未来?』です。
まず、各自でどっちに行きたいか考え、理由をまとめます。
次に、自分のネーム磁石を黒板に貼り、立場を明らかにします。
そして、『過去』『未来』に分かれ、自分の意見を交流します。
こちらは『過去』。「昔の物が見たいから」など、交流しています。
こちらは『未来』。「未来の自分を知りたい」などの意見にうなづいています。
この後は、クラス全体での話し合いがスタートしました。
司会がテキパキ進め、出た意見を、書記が黒板に書いていきます。
「自分の夢が叶ったか見たいから」と発表した児童に、「叶ったことがわかったら、勉強しなくなるのでは?」という意見が出て、「未来を変えてしまうの?」と悩む場面もありました。また、「過去を変えてしまえば、自分が存在しなくなるかも?」などの意見もありました。
最後に、たくさんの意見が書かれた黒板を見て、みんなで振り返りをしました。
友だちの意見を聞いて、自分の思考がもっと広がったり、違う立場でも「なるほどね」と納得したりする場面がありました。
「勝ち負けではない」ことをみんながわかっているからこそ、友達の意見に耳を傾け、素直にうなづくことができていました。
また違う議題で話し合ってみたいと、みんな思ったのではないでしょうか。