2020年9月18日金曜日

見えないことに気づく想像力

 放送委員の児童が「先生、放送室のカゴを移動させていいですか。」と聞いてきました。何のことかと思い、放送室に行ってみると、床に置いてあったカゴの後ろを掃除してくれようとしていたのでした。「もちろんいいよ!」とカゴを移動して、後ろにあったゴミをほうきで掃いてくれました。見えていないところに気づいて、「ここにもゴミが溜まっているだろうな」と想像して、掃除しようと思ったのでしょう。この想像することがこれから必要になると感じます。
 人の心は目で見ることはできません。集団の中での雰囲気(空気)も目で見ることはできません。しかし、想像をめぐらせて、感じることはできます。そこに、「思いやり」が生まれるのだと思います。目に見えなかったゴミを掃除してくれた児童からも「思いやり」を感じることができました。